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建物トラブルを防ぐ「地盤と基礎」のチェックポイント

第1回:そもそも「地盤」って何? 住宅を建てる前に知っておきたい基礎知識

皆さん、こんにちは!
千代田技建株式会社、ブログ更新担当の岡です!

これまで「地盤改良工事雑学講座」というシリーズをお届けしてまいりましたが、今回からは新シリーズをスタートします。その名も、「建物トラブルを防ぐ『地盤と基礎』のチェックポイント」です。

「家を建てたいけど、地盤の事はよく分からない…」
「基礎工事ってどんな工程?きちんと確認しておくべきポイントは?」

ちょっと疑問をお持ちの方に向けて、地盤の基本から具体的な注意点まで、**「トラブルを回避するための実践的な知識」**をわかりやすくご紹介していきます。第1回のテーマは、家づくりの初歩に戻って「そもそも地盤とは何か?」について解説していきましょう!

①「地盤」とは建物を支える「土台」

家を支えるのは、基礎コンクリートと、その下の地盤です。

・沈下や傾き、ひび割れなどのトラブルは、地盤の強度不足や水はけの悪さが原因になるケースはほとんどありません。

②地盤の性質は場所によって大きく違う

地盤は地層の性質や地質時代の成り立ち、地下水位などによって大きく変わります。

・砂質地盤は水はけが良い方、液状化のリスクが高い地域も。

・粘土質地盤は固まると強い部分がある一方、沈下しやすい特徴も。

・埋め立て地や造成地は人工的に作られた地盤のため、地震時の挙動が読みにくいこともあります。

お住まいの地域がどんな地質なのか、自治体のハザードマップや地質図を見るだけでも、ある程度のリスクを推測できます。

③地盤が弱いと起こる?

地盤が弱いまま家を建てると、以下のようなトラブルがなくなりやすくなります。

・異沈下(建物の傾き)
一部だけ地盤が沈むと床壁が斜めになり、建具がなくなるなど生活に支障が出ます。

・ひび割れ・クラック
建物の歪みが大きい場合、壁や基礎コンクリートにひび割れが。耐久性の低下にもつながります。

・配管・ライフラインの破損
建物が傾いてしまい、基礎下や床下を通る給排水管が破損し、水漏れや排水不良があることも。

事前の地盤調査と、必要に応じて対応した地盤改良が重要になります。

④基礎工事の前に必ず「地盤調査」を!

家を建てる前の設計段階では、地盤調査を行い、以下のようなポイントを言います。

・地盤の強度
・土質(粘土・砂・シルトなど)
・地下水位(湿気・液体状態化リスクの把握)

調査結果によっては、地盤改良工事や基礎の種類を変更することになります。 安全・快適に長く住み続けるためにも、設計前に正確な地盤情報を得ることができません。

⑤トラブルを防ぐためのポイント
土地を購入する前から地盤を把握

・できれば土地選びの段階で、すでにある地盤調査データを確認するか、自分で追加調査を依頼してみるのも手。

・信頼できる業者にご相談ください

・安心して基礎工事をお任せするには、地盤調査~改良~基礎施工の流れを丁寧に説明してくれる業者を選ぶことが大切です。

まとめ:住まいの安全は「地盤」の理解から

「地盤」は目に見えて苦しく、建物が完成するとさらに存在感を感じにくいものです。

予告

第2回では、「地盤調査の方法と費用、どれくらいかかる?」をテーマに、具体的な調査手法や必要な費用、選択のポイントをご紹介予定です。

千代田技建株式会社

地盤調査・地盤改良工事のプロとして、皆様の安心・安全をサポートいたします。

新シリーズも最後までお読みいただき、ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします。